研究課題/領域番号 |
19K24680
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研究機関 | 高知工科大学 |
研究代表者 |
出馬 圭世 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (90761875)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 自己 / 自己参照 / fMRI / ニューロイメージング |
研究実績の概要 |
本研究計画では以下の2つのプロジェクトを実施し、それぞれ以下の目的を達成する;1)自己参照に関する詳細な情報処理過程を解明する(プロジェクト1)、2)刺激が自己に当てはまる程度情報を処理する神経細胞群の存在を明らかにする(プロジェクト2)。
プロジェクト1に関しては、予定していたfMRI実験(35名)を終え、現在データ解析中である。General Linear Model (GLM)を使用したfMRIデータ解析では、問題なく先行研究の追試に成功している。今後はMulti-Voxel Pattern Analysis (MVPA)を利用した解析を行なっていく。
プロジェクト2に関しては、予定していた二つのfMRI実験(それぞれ被験者28名&35名)を順調に終え、データ解析もほぼ終えている。二つの実験で同様の結果が得られており、実験1で得られた結果の頑健性を確認できている。現在は論文を執筆中であり、今年度中に論文を国際雑誌に投稿するとともに学会での発表を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度は計画からやや遅れていたが、今年度はfMRIデータ収集が順調に進み、予定していたすべてのfMRI実験を終えることができた。データ解析も予定していた通り順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
プロジェクト1については、今後はデータ解析を進め、その後論文執筆・学会発表を行う。プロジェクト2に関しては、現在すでに論文を執筆中であり、今後国際雑誌への論文投稿および学会での発表を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度は昨年度までコロナ禍の影響で参加することができなかった学会に参加することを予定している。また同様の理由で出来ていなかった英国サウサンプトン大学への出張を予定しており、そこで共同研究者とこれまで得られたデータおよび今後の研究について議論する予定である。
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