| 研究課題/領域番号 |
19KK0004
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| 研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
永島 広紀 九州大学, 韓国研究センター, 教授 (50315181)
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| 研究分担者 |
藤岡 健太郎 九州大学, 大学文書館, 教授 (00423575)
久米 朋宣 九州大学, 農学研究院, 教授 (30816393) [辞退]
六反田 あゆみ (通堂あゆみ) 九州大学, 韓国研究センター, 学術共同研究員 (70826370)
古賀 信也 九州大学, 農学研究院, 教授 (20215213)
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| 研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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| キーワード | 玄信圭 / 金平亮三 / ボゴール植物園 / ジャカルタ医科大学 / 小杉虎一 / 京城帝国大学 / 台北帝国大学 |
| 研究実績の概要 |
本科研の採択と遂行によって、以下の成果が得られた。
①大学文書館、農学部附属演習林による協力の下、さらに総合研究博物館所属の教員の参与を得て学内外に残る関係史料の再整理と目録化が進んだことにより、今後における研究の進展に裨益するところが少なくない状況がもたらされた。 ②ソウル大学校(山林科学部)および台湾大学(林学系)との研究交流が進展し、複数回にわたる韓国での調査に加え、いまだコロナ禍による渡航制限が続くなかで台湾での調査を実施し、とりわけ「台北帝国大学」時代の林学研究に関する基礎資料を収集できたことは特筆に値する。 ③新型コロナ感染症の拡大と、その予後における渡航制限の影響により実地調査こそ実現しなかったものの、九州帝国大学農学部林学科の教員が戦時の占領下にあったインドネシアに司政長官・司政官として派遣され、ボゴール植物園をはじめとする現地での調査研究に従事し、これが戦後の研究活動において陰に陽に影響をもたらした事実を、実証的に検証を行い、次なる研究課題の濫觴となりうるものとなった。特に、インドネシアのみならず旧英領マラヤ(マレーシア・シンガポール)、スマトラ島(バレンパン)などでも同様の事例が確認され、これは同時に医学部・医学専門学校関係者(特に防疫・感染症対策)など、農学とも近接する分野の研究者が深く関与したものでもあったことが、新たに確認された。 ④ただし、上述の通り、国外での研究活動に大きな制約を受けた時期が長く、十全の計画遂行が未完に終わった点は極めて遺憾であった。
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