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2022 年度 研究成果報告書

気候・社会変動適応のためのモンゴル遊牧ビジョン2050

研究課題

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研究課題/領域番号 19KK0022
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分4:地理学、文化人類学、民俗学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

篠田 雅人  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30211957)

研究分担者 小宮山 博  日本大学, 生物資源科学部, 教授 (40442719)
宮坂 隆文  名古屋大学, 環境学研究科, 講師 (80635483)
研究期間 (年度) 2019-10-07 – 2023-03-31
キーワード遊牧 / モンゴル / 気候変動
研究成果の概要

ユーラシア内陸の乾燥地では、近年の急激な温暖化と乾燥化のなかで、ソ連崩壊により1990年代、多くの国々で計画経済から市場経済へと移行した。モンゴル国では、草原を広く薄く利用する土地利用形態である遊牧が極限環境(乾燥寒冷)で数千年間維持され、世界で唯一基幹産業として残っているが、市場経済のなかで家畜数が急増、草原の収容力を超え、危機的状況にある。
このような背景を踏まえて、本研究は、①遊牧社会-生態系モデルを開発し、これを用いて遊牧の生態的・経済的持続性を予測した。②政策提言・実装のプロ集団として、生態系・経済の維持を両立できる2050年の遊牧形態のビジョンを提示した。

自由記述の分野

地理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

乾燥地は世界の陸地の約4 割を占め、そこに世界人口の3 分の1 の人々が暮らしているが、その多くは健康・福利の面で困難に直面している。さらに、乾燥地のなかで最も乾燥した、モンゴルを含む移動牧畜地域は、世界でも最も貧しい辺境地である。このような社会経済状況の下、ユーラシア乾燥地では近年、温暖化・乾燥化が著しく、本研究は、乾燥地の気候変動適応研究として大きな意義があり、数千年間維持されてきた遊牧を救済することにつながる。

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公開日: 2024-01-30  

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