研究実績の概要 |
本国際共同研究「好奇心の文化間比較を軸にしたアセスメントのデュアルかつ戦略的アプ ローチ」は、日本人の好奇心の低さという問題に一石を投じ、国際標準で「好奇心の尺度化 と解明」を行う。イスラエルに直接出向いて、なぜイスラエルのプロジェクトとの国際的なコラボなのか?を 問いながら、研究計画を実施する。好奇心の解明による向上という人材育成は、社会実装を推進し、(人工知能(AI)の教育 利用というミクロな技術的なものと、「持続可能な開発目標(SDGs)」としてマクロで政策的なもののデュアルで)国際協調しながら、どのようにすれば同じ土俵の上で文化間比較研究 が可能となるのか?という問いを掘り下げる。
3年目である2021年度は、好奇心を日本文化の中で掘り下げて行う土台として、公平な社会的関係(カンケイ)と全体的な相互関係(ツナガリ)の継続的な強調、社会文化的システム思考の実践の二つから、教室、学校、郷土と、様々なレイヤーを設けて、アプローチするにまで至った。より具体的には、関係を、7つの形容詞(equitable, mutual, reciplocal, inter-subjective, harmonious, stable, balanced) を伴う社会化と内面化、お互い動機付けするというフレームの形でスパイラルなループ図に落とし込むことにより、ナラティブなエビセンスとともに、暗黙知を可視化することができた。
ポストコロナとの関連で、カンケイという概念をコアにして、国際会議での発表を経て、海外ジャーナルに査読付き投稿中である。
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