研究課題/領域番号 |
19KK0114
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
岡崎 瑠美 芝浦工業大学, 建築学部, 准教授 (90780792)
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研究分担者 |
伊藤 洋子 (渡辺洋子) 追手門学院大学, 文学部, 特任教授 (40327755)
清水 郁郎 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (70424918)
青島 啓太 追手門学院大学, 基盤教育機構, 准教授 (80714534)
清水 信宏 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特別研究員 (60892304)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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キーワード | アフリカ / エチオピア / アディスアベバ / メケレ / セコタ / 歴史地区 / 建築遺産 / 遺産保護 |
研究成果の概要 |
1. アディスアベバ:建築遺産マップの作成及びアディスアベバにおいて建築遺産が数多く残るアルメニア地区とPiazzaを対象に実測及びインタビュー調査を実施した。ジュビリー宮殿内の日本茶室についても調査を行った。2. セコタ:オンラインと現地での聞き取り調査を通じて、都市遺産マップを作成し、セコタに現存する円形住居のデータベースを作成した。3. メケレ:メケレとその近郊にある建築遺産建造物の聞き取り調査や資料作成を行った。 一連の調査やワークショップを通じて建築遺産のドキュメンテーションを行うフレームワークやキャパシティビルディングを行う指針を得ることができた。
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自由記述の分野 |
建築史
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2024年3月にアディスアベバの最も重要な歴史地区であるピアッサが再開発のため取り壊された。トップダウンの政策により瞬く間に歴史地区が解体され、街の記憶やコミュニティが一掃されてしまう状況は今後も回避できないのか。本研究調査で収集されたデータは専門家や遺産保護関係のNGO等に共有し、在エチオピア各国大使館経由でエチオピア政府関係者に渡される予定である。今後も継続的に建築遺産のドキュメンテーションを実施するためには建築遺産の認知やキャパシティビルディング、ファンドレージングが欠かせない。ボトムアップの意識改革も重要であるが、より大きな影響を及ぼすトップ層の意識改革が求められる。
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