• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

酵素の酸化反応をテンプレートとした計算化学による理論天然物化学の構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19KK0150
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分38:農芸化学およびその関連分野
研究機関静岡県立大学

研究代表者

渡辺 賢二  静岡県立大学, 薬学部, 教授 (50360938)

研究分担者 佐藤 道大  静岡県立大学, 薬学部, 講師 (10629695)
恒松 雄太  静岡県立大学, 薬学部, 講師 (30629697)
岸本 真治  静岡県立大学, 薬学部, 助教 (40814330)
研究期間 (年度) 2019-10-07 – 2022-03-31
キーワード天然物 / 生合成 / Diels-Alder / 反応メカニズム
研究成果の概要

DAaseにおける基質認識・立体選択的環化・生成物阻害回避機構について, その分子基盤を解明することを目的に研究を行った。 今回, CghAによるIMDA反応の詳細なメカニズムについて, CghAの分子構造・速度論解析および計算化学によるエネルギー計算から, 合理的な知見を得ることができた。また, CghAの構造に基づいた部位特異的変異導入により, exo選択的IMDA反応を触媒するDAaseの創出に成功した。

自由記述の分野

天然物生合成

研究成果の学術的意義や社会的意義

リポカリン型の構造を有するDAaseは報告がなく, 天然におけるDAaseの収斂進化を示唆するものであった。またCghA-1の複合体結晶構造解析および変異体の速度論解析からは, 酵素の基質許容に関する知見が得られ, ジエノフィルの電子求引に関わるアミノ酸残基を明らかにすることができた。さらに立体選択性に関しては, 基質のコンフォメーションをendoではなくexo付加に優位となるよう改変することで, 立体選択性の異なる酵素の創製に成功した。また, DAaseの生成物阻害回避機構については, 計算解析による遷移状態の自由エネルギーを算出することで, 合理的な説明が可能となった。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi