研究課題/領域番号 |
19KK0176
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
山城 秀昭 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60612710)
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研究分担者 |
三浦 富智 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (20261456)
織部 祐介 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教 (60827484) [辞退]
中田 章史 北海道科学大学, 薬学部, 准教授 (70415420)
篠田 壽 東北大学, 歯学研究科, 名誉教授 (80014025)
小荒井 一真 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 福島研究開発部門 福島研究開発拠点 廃炉環境国際共同研究センター, 研究職 (90846297)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2025-03-31
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キーワード | 高自然放射線地域 / インド ケララ州 / 低線量・低線量率 / 線量評価 / 生殖影響 |
研究実績の概要 |
本研究では、高自然放射線地域のケララ州における畜産・野生動物の歯や骨などの硬組織を用いた線量評価を基に生殖機能に及ぼす影響を明らかにし、福島研究の結果と比較することにより低線量・低線量率慢性被ばくの生殖影響を推定評価することを目的とする。 令和5年6月12日から16日までインド・ケララ州に研究分担者と3名で渡航し、予備的調査を実施した。続いて、令和5年10月16日から22日までインド・ケララ州に研究分担者および研究協力者の9名で渡航し、本調査を実施した。海外共同研究者のCochin University of Science and Technology(CUSAT)のMohamed Hatha博士らとケララ州の中でも高自然放射線地域のチャバラ地区の空間線量率を測定した。加えて、シャーマントラップを用いてクマネズミを捕獲し、サンプリングを実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和5年度に実施した本調査の成果は、CUSATの海外共同研究者と実験内容について確認でき、チャバラ地区の低線量から高線量までの空間線量率マップを作成することができた。加えて、チャバラ地区および対照地区においてクマネズミを捕獲し、サンプリングすることができた。そのため、現在までの進捗状況は、おおむね順調に進展していると評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
令和6年度は、本事業の最終年度にあたるため、研究分担者および研究協力者およびCUSATのMohamed Hatha博士らと実験結果をまとめ発表する計画である。
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次年度使用額が生じた理由 |
事業期間を寧わ6年度まで延長したため。
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