研究課題/領域番号 |
19KK0202
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
山崎 小百合 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (70567255)
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研究分担者 |
今井 優樹 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (30440936)
的場 拓磨 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (40790712)
志馬 寛明 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 講師 (70372133)
浦木 隆太 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, 研究所 ウイルス感染動態研究部, 上級研究員 (70843027)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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キーワード | 病巣感染 / 自己免疫疾患 / 免疫担当細胞 |
研究実績の概要 |
自己免疫疾患は、自己と非自己を区別する免疫学的自己寛容のシステムが破綻し、本来であれば自己を攻撃しない免疫システムが自己を攻撃することにより発症する。免疫学的自己寛容の維持は、多くの仕組みで維持されているが、何らかの要因で破綻し、その結果、自己免疫疾患が発症する。自己免疫疾患の発症のメカニズムは、不明な点が多いが、その誘因の一つとして、病巣感染がどのようにして自己免疫疾患を誘因するか、その詳細な病態メカニズムの解明を目指し、これまでの私たちの研究成果を発展させて、各専門分野の先端研究者である海外共同研究者と協力し、病巣感染の病態メカニズムに迫ることを目指す。将来、発症メカニズムに基づいた副作用、合併症のおきにくい治療法の開発への貢献を目指し、新たな病巣感染のモデルも導入し、実験を進めており、現在解析中である。準備実験、条件決定に加え、シングルセルRNA-シークエンスなどのパブリックデータベース解析も利用した解析も行なっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルス感染のパンデミックが継続し、名古屋市立大学では海外渡航が禁止されており、2月にはウクライナの戦争も始まったため、2021年度中に海外共同研究者の研究室に若手研究者とともに訪問して現地での実験をすることはできなかったが、オンラインやメールを活用し、海外共同研究者との共同研究打ち合わせや交流を行っている。来年度には現地に渡航できる可能性を考え、その際に現地での実験をすみやかに行えるように、双方で可能な実験をすすめ、新たな病巣感染のモデルも現在解析中である。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染のパンデミックと戦争の状況を踏まえ、安全に渡航できる状態になったら、海外共同研究者の研究室を若手研究者とともに訪問、および、海外共同研究者も名市大を訪問する予定である。その際には、実験をすぐに行えるよう、準備実験、条件決定やシングルセルRNA-シークエンスなどのパブリックデータベース解析をさらに推進する。現場で行わないといけない実験については、すみやかに現地での実験ができるための条件設定、あるいは、それにかわる代替方法も準備中である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染のパンデミックのため、名古屋市立大学では海外渡航が禁止されている。2月にはウクライナの戦争も始まってしまった。そのため、2021年度中に若手研究者とともに海外共同研究者の研究室に訪問することはできなかった。来年度以降に世界が安全になったら海外渡航が可能になることを期待し、1年研究期間を延期したため。
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備考 |
名古屋市立大学プレスリリース 2021年12月10日掲載 「新型コロナウイルス抗原へのユニークな獲得免疫誘導法-制御性T細胞による樹状細胞のコントロールを利用-」
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