研究課題/領域番号 |
19KK0207
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
由井 克之 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (90274638)
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研究分担者 |
井上 信一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (20466030)
バヤルサイハン ガンチメグ 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80841353)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2023-03-31
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キーワード | マラリア / 免疫記憶 / フィリピン |
研究実績の概要 |
ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院(LSHTM)、フィリピンの熱帯医学研究所(RITM)と、長崎大学の国際共同研究により、フィリピンにおけるマラリア免疫の調査研究を行う計画である。フィリピンではマラリア感染対策が進んでおり、多くの地域で新規感染が0になっている。そこで感染流行地、最近まで流行があった地域、撲滅された地域の3地区において、マラリア原虫感染の免疫記憶維持に関し、T細胞とB細胞応答の調査研究を行う。本年度は、フィリピンにおいてRITM主催で行われた研究会「2019 RITM Malaria and parasitic NTDs stakeholders' forum」にLSHTM、RITMおよび長崎大学の研究者が集まり、以前当該地域で行われた調査研究のまとめと報告、さらに今後行う調査研究計画の打ち合わせを行なった。その後、電子メールやオンライン会議を定期的に開催し、これから実施するフィールド調査研究について具体的に計画を詰めている。調査研究を実施する時期、地区などを具体的に選定し、倫理審査書類の作成や予算についての打ち合わせを行なっている。打ち合わせをもとに研究計画の倫理審査書類を作成し、フィリピンの審査機関に提出した。また、過去に当該地域においてLSHTMとRITMが実施したマラリア感染状況および抗マラリア原虫抗体の調査データをまとめ解析を実施中であり、本研究の実施計画立案の参考資料とする。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年度は、当初より調査研究の準備期間として、研究の打ち合わせおよび必要な機器・材料の準備を計画していた。計画通り、対面での打ち合わせに加えて定期的にオンラインで打ち合わせを行なっている。順調に準備は進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査は、フィリピンに加えて長崎大学およびLSHTMでも行う。研究計画の細部をつめて準備を進め、2020年の秋にはフィリピンにおいて調査研究を計画している。現在の最大の懸念材料は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響がいつまで続くかという点である。長引くようであれば、研究計画の見直しをしなくてはならない。
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次年度使用額が生じた理由 |
フィリピンで研究集会が開催され、共同研究相手3者が一同に会することができたこと、またその後は全てオンラインで打ち合わせを行なっているため旅費の出費が少なかった。物品費については、購入するべき物品を厳選することにし、購入に時間をかけることにしたため。2020年度は、フィリピンにおいてフィールド調査研究を実施する予定であり、繰り越した研究費は、その際に必要な物品購入費、旅費、現地での研究補助員雇用費等に充当する予定である。
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