研究課題/領域番号 |
19KK0224
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
川本 英嗣 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (20577415)
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研究分担者 |
亀井 政孝 三重大学, 医学部附属病院, 教授 (60443503)
赤間 悠一 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (40763313)
中森 裕毅 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80815994)
池尻 薫 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (90813014)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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キーワード | 骨格筋エキソソーム / マイオカイン / マイオソーム / 敗血症 / PICS / ICU-AW / fMRI / miRNA |
研究実績の概要 |
以下の3つの実験に取り組んだ。①骨格筋組織中に分泌されたエキソソームをバイオプシーサンプルのホモジネートから、超遠心を組み合わせた方法で沈殿した分画からエキソソームを分離した。敗血症のモデルとして広く使われる盲腸結紮穿刺(CLP)モデルマウスの大腿四頭筋からエクソソームを分離することができた。 ②エクソソームの検出実験としてビーズにエクソームを固定してエクソソーム表面抗原の同定を行った。 ③ミオカインーFc複合タンパクの作成を行い、ミオカインと細胞接着分子との相互作用を細胞接着実験にて確認した。 一方、イタリアへの渡航は今年度は難しかったためWEBカンファレンスシステムを用いてイタリアBrecia大学とのWEB meetingを複数行い、プロトコールを確認した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
イタリアとの共同研究はコロナウイルスの影響により遅れている。日本で予定している予備実験を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
海外での実験再開の時期を検討している。 コロナウイルス終息後に直ちにイタリアでの実験を開始予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
イタリアでの共同研究および打ち合わせがコロナウイルスによる影響で中止になったため。次年度予算の使用計画としては、①骨格筋サンプルの細胞培養系の確立に取り組み、エクソソームの安定した抽出系を確立する。 ②また、WEBカンファレンスシステムを用いる事でコミュニケーションの疎通を図り実験系の確立を進めるためWEBカンファレンスの費用に充てる。 ③さらにミオカインーFcの複合タンパクの作成に予算の一部を使用し、この蛋白を用いて細胞接着実験を進める。
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