研究課題/領域番号 |
19KK0235
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
林 邦彦 群馬大学, その他部局等, 理事 (80282408)
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研究分担者 |
李 廷秀 東京医療保健大学, 医療保健学研究科, 教授 (60292728)
井手野 由季 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 准教授 (60616324)
長井 万恵 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 准教授 (90760067)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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キーワード | 女性コホート研究 / 女性の健康 / ライフコース・アプローチ / 日本ナースヘルス研究 / 国際クロスコホート・コンソーシアム |
研究成果の概要 |
日本ナースヘルス研究(JNHS)が参画する国際コンソーシアム(InterLACE)との共同研究から,女性における生殖機能関連事象の実態把握と,生殖機能関連事象と生活習慣病との関連について知見が得られた。主な成果として,①早期に閉経した女性では60歳前での心血管系疾患発症リスクが高い,②生殖可能期間が短い,初経が早い,早期閉経の女性では心血管系疾患発症リスクが高い,③不妊,流産,死産の経験者では後年の脳卒中発症リスクが高い,④不妊,流産・死産の経験者では早期に閉経するリスクが高く,特にアジア系女性でその傾向が強いなどの知見について,国際原著論文として報告した。
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自由記述の分野 |
疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,世界最大規模の国際コンソーシアム「生殖機能関連事象と慢性疾患イベントに関するライフコース・アプローチの国際共同研究(InterLACE)」と「日本ナースヘルス研究(JNHS)」の長期観察データを共同で統合解析することで得られたものである。いずれの原著論文も高インパクトをもつ国際医学雑誌に掲載され,公表後には頻回に引用参照されている。本研究において,世界の女性での健康事象のライフコース疫学的な分析から,民族・人種間の共通点と相違点を検討することで,本邦女性そして世界の女性の健康増進に何が寄与してきたのか,部分的ながらも明らかにすることができた。
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