研究課題/領域番号 |
19KK0277
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
網代 広治 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (50437331)
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研究分担者 |
田中 克典 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (00403098)
岡山 慶太 大阪大学, 国際医工情報センター, 特任講師(常勤) (50705168)
CHANTHASET Nalinthip 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (80847129)
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研究期間 (年度) |
2019-10-07 – 2024-03-31
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キーワード | 生分解性高分子 / 血管 / 徐放 |
研究成果の概要 |
分解しても中性を保つ独自の高分子材料として、エステルフリー型ポリトリメチレンカーボネート誘導体を活用し、様々な新しい高分子材料を分子設計した。分子設計は、モノマーの側鎖にエステル基を避けて種々の機能性置換基を導入し、共重合体や重合触媒について検討を行った。感熱応答性を有するオリゴエチレングリコール鎖・剛直な構造である種々の芳香族置換基や水素結合性の強いウレア基などを導入した。高分子物性として、親水性・力学強度・耐熱性を評価した。また、粒子や薄膜を調製したり、薄膜表面の親水性・タンパク質吸着・薬物徐放の実験から高分子材料としての特性を調べたり、様々な特徴のある新しい分解性高分子材料を創製した。
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自由記述の分野 |
高分子合成
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、加水分解を避けた化学構造を維持しながら、様々な特性の高分子材料を展開したことである。モノマーの分子設計により実際に多くの新規化合物が合成された。これら新規モノマーの重合反応性が明らかとなり、高分子構造を制御するためのモノマー、重合条件、触媒構造が明らかとされている。得られて高分子について粒子や薄膜の調製条件が報告され、それらの親水性・分解性・耐熱性・力学強度・生体適合性などの材料特性が評価され、明らかとされた。社会的意義は、高齢化社会に対する新しい医療材料としての素材に新しい可能性を示したことである。血液適合性や薬物徐放制御を適切に処置できる材料の選択肢の一つとして意義がある。
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