研究課題/領域番号 |
19KK0291
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
細野 高啓 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (30367065)
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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キーワード | 地震 / 火山 / テクトニクス / 水循環 / 地下水 / グローバル / 現地調査 / 特集号 |
研究成果の概要 |
巨大地震は地下環境にどのような変化をもたらすのか?2016年熊本地震時に発見された様々な現象理解を基に、これらが地球規模で起こる普遍的な現象であることを突き止めた。世界をまたにかけた現地調査と特集号出版の二つのアプローチをとった。前者について、アイスランド、イタリア、ニュージーランドを対象に、現地で得られるデータや知見を基に、当該現象の類似性を確認した。また、後者については、世界の最新事例を国際誌の特集号として取りまとめた。以上より、既往研究でみえてきた直下型地震による地下環境変化は、グローバルに起こる普遍的な現象であるといった理解が格段に深まったと考えられる。
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自由記述の分野 |
流域環境科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本国際共同研究を通して、当該研究分野の飛躍ならびに当該分野における我が国の存在感・実力を示すと共に、国際研究の連携が強化された。本活動の成果は、これまで情報もアプローチも整備されてこなかった他の地震多発地域(例えばインドネシアや中南米諸国など)にとって、重要な道標になると期待される。本研究の成果は、地震学や都市の地下空間利用や産業廃棄物地層処分を取り扱う分野ならびに減災・防災分野にとって有力情報になると期待される。さらに、災害時の水資源の利用や上下水道等地下インフラ破壊への対策といった観点から、地域の行政や水資源の運用にも重要な指針を提供できると期待される。
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