研究課題/領域番号 |
19KK0315
|
研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
DEBNAR Milos 龍谷大学, 国際学部, 講師 (90735292)
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2022
|
キーワード | 在留外国人 / ヨーロッパ / 移民動機 |
研究実績の概要 |
2021年3月から海外の渡航を予定したが、新型コロナウィルスの感染状況とそれに伴う渡航規制のため、出発が一年近く遅くなった。2022年2月には、海外へ渡航をすることができ、実際に海外での研究を開始した。とりわけ、2021年度においては受け入れ機関の研究協力者及びその他の研究協力者と研究の内容と計画について打ち合わせをし、研究・調査計画を来年度に合わせて調整した。 具体的には、新型コロナウィルスの社会的影響により、大学生の留学意欲と計画、一般的に日本への渡航意欲・動機や日本への移住・滞在の計画がかかわりつつである可能性があり、今後の調査においてその点も含める方向で調査内容と対象者を検討した。日本でのパンデミックの状況または感染拡大対策や水際対策に対する主観的な評価、またはその対策の主観的評価が実際の日本渡航・移住の計画に対してどのような影響を及ぼしているかを検討する重要性と意義があるといえるだろう。この点を踏まえて、当初の予定通り複数の大学において調査を実施する予定であり、ポスト・コロナ時代の中における留学生または外国人労働者の受け入れについて新しい知見が得られると期待できる。 新型コロナウィルスの影響により、研究の送れや当初計画していた研究会への参加等ができなかったものの、実際に今年度末に予定していた海外研究機関への渡航ができ、新しい社会状況の中で、または変動している社会状況に合わせた形での研究の再開ができるようになった。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの感染状況及びそれに伴う渡航規制や社会的影響により、当初の計画より約1年間海外の研究機関への出発及び研究の実施が遅れている。渡航延期以外には、とりわけ以下の点においても遅れが生じた。 1.予定していた国際学会への参加が延期または中止になった。それに伴って、2022年度における学会参加・報告の計画を再検討する必要があった。 2.渡航前に海外の研究協力者と共同でアンケート調査の計画をする予定だったが、新型コロナウィルスの社会的影響により、渡航前の協力ができなくなった。それに伴って調査計画が延期になった。
|
今後の研究の推進方策 |
在外研究期間中には、複数の海外大学に在籍する学生に、主に日本への渡航動機についてアンケートおよびインタビュー調査を2022年度中に実施する予定である。また、得られた結果を定期的に学会等で発表し、論文などでその結果をまとめはじめる予定である。最後には、研究協力者との研究活動を続く以外には、当課題に関連のあるヨーロッパ各地の研究者のネットワークを積極的に拡大し、これからの共同研究の可能性を検討し続ける。
|