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2021 年度 実施状況報告書

西アフリカ稲作革命にみる農民の生活知―内発的灌漑水田開発の確立を目指す超学際研究

研究課題

研究課題/領域番号 19KK0321
研究機関鳥取大学

研究代表者

村田 周祐  鳥取大学, 地域学部, 教授 (00634221)

研究期間 (年度) 2020 – 2022
キーワード在地化 / 西アフリカ稲作革命 / フィールドワーク
研究実績の概要

本研究の目的は、「西アフリカ稲作革命」と呼ばれる農民自身が自力で水田開発を進めている「内発性」の内実に「在地化」という研究視点から迫ることにある。さらに、本研究のプロセスを西アフリカの多領域の研究者らと共有し、西アフリカ農民の「生活知」を軸とした超学際的(Trans-disciplinary)研究の「枠組み」を構築することにある。
上述したこれらの目的を達するには、なによりもまず現地に赴き、農民の「生活知」に迫るための現地フィールドワークが不可欠である。しかし、昨年度に引き続き、新型コロナの世界的な拡大のため、渡航時期、研究開始期間を延期せざるを得なかった。そのため研究には大きな進展はない。
ただし、本年度中の研究事業開始に向けて、ガーナ国立土壌研究所、ガーナ国立作物研究所との連絡や打合せは進めている。また、文献を用いた理論研究も進めている。具体的には、土地利用に深く結びついている酋長制度などのアシャンティ文化や歴史に関する文献を収集し読み込んでいる。さらに、本研究の基調をなす生活研究を西アフリカ社会に展開するための理論的研究も進めている。生活研究は「イエ」概念を基本的な生活単位とした世界観から常民の生活知に迫ることを得意としてきた。その理論枠組みをそのまま西アフリカ社会に適応することはできない。そこで、松田素二(1996)『都市を飼い慣らすアフリカの都市人類学』に学びながら、西アフリカ社会の歴史・社会条件に応じた生活単位から常民の知に迫る分析枠組みの構築の試行錯誤を試みている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナのため肝心の現地調査が実施できていないため。

今後の研究の推進方策

新型コロナの状況次第ではあるが、2022年度中には渡航し研究を遂行する予定でいる。

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公開日: 2022-12-28  

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