研究実績の概要 |
2023年度は、研究代表者がイベリア半島の独裁に関する学会報告を国内外で行った(2023年9月と11月)。 特に2023年9月にはスペイン現代史学会(於ラ・リオハ大学)で、共同研究者であるジョルジア・プリオレッリ(ジローナ大学)とともに、”La construccion de los regimenes fascistas y fascistizados en el periodo de entreguerras: Europa, America y Asia (1918-1945)”と題する分科会を設置し、コーディネートと報告を行った。このパネルでは、研究代表者とプリオレッリ、共同研究者であるジョアン・マリア・トマス(ロビラ・イ・ヴィルジリ大学)、ガブリエラ・デ・リマ(マドリード・コンプルテンセ大学)の他、スペイン国内外から7名の研究者が報告を行い、現地の歴史学研究者からフィードバックを受け、有益な意見交換を行うことができた。 さらに、2024年3月には、本研究計画全体の総括として、東京と大阪にて”Spain in the context of the interwar dictatorships”と題する国際セミナーを開催した(英語とスペイン語)。共同研究者のうち、上記のトマス、プリオレッリ、デ・リマと、メルセデス・ペニャルバ(マンチェスター・メトロポリタン大学)、カルロス・ドンペル(サラゴサ大学)、各氏、また研究協力者からマキシ・フエンテス(ジローナ大学)、ミゲル・アンヘル・ルイス・カルニセル(サラゴサ大学)の参加を得られた。日本側からもコメンテーターとして石田憲氏(千葉大学)が参加した。 その他、2023年9月と2024年3月に、マドリードおよびリスボンで、本研究計画にかかる史料の渉猟を進めた。
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