研究課題/領域番号 |
19KK0350
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分13020:半導体、光物性および原子物理関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
石田 行章 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特任講師 (30442924)
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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キーワード | 角度分解光電子分光 / 仕事関数 / ファイバーレーザー / 表面第2高調波 |
研究成果の概要 |
ソウル大学にあるISSP-CCES共同ラボにて以下を達成した:(1) 2台の時間分解能ARPESシステムを共同ラボへ移設した。(2) 通常の実験室環境でも安定に動作するフェムト秒域レーザー高調波光源を開発した。この光源をスリットレス光電子分析器に組みこみ、従来を1-2桁上回る精度で仕事関数を測定する新手法を実証した。(3) スリットレス分析器と円偏光レーザー高調波を用いて光電子立体角分布における円二色性を調べ、そのパターンの分類法を網羅した。(4)小型第2高調波検出器を開発し、遷移金属カルコゲナイドの一次相転移を観察した。(5) 手のひらサイズの1 MHzフェムト秒域パルスレーザを開発した。
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自由記述の分野 |
固体および固体表面の電子物性
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で得られた成果は、超高速分光学、レーザー技術、材料科学の領域に渡って意義をもち、ISSP-CCESの共同ラボにおけるさらなる国際共同研究を促進する。本研究期間中に開発した小型で汎用性のあるフェムト秒域パルスレーザー光源や装置は、光電子分光に限らず様々な科学・技術分野で進歩とイノベーションを推進すると期待される。
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