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2019 年度 実施状況報告書

超音速噴流の低次元モデルによる超時空間解像計測と音響波発生メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 19KK0361
研究機関東北大学

研究代表者

野々村 拓  東北大学, 工学研究科, 准教授 (60547967)

研究期間 (年度) 2019 – 2020
キーワードデータ駆動科学 / 超音速流 / 超時空間解像計測 / 先進計測 / 低次元モデル
研究実績の概要

本年度は,海外共同研究者と事前に打ち合わせたように共同研究で利用する実験データの取得および2020年4月1日からの渡航のための準備を行った.しかしながら,コロナウイルスの感染拡大防止および渡航先である米国の渡航制限のため,渡航を2020年4月1日から2020年9月1日に変更することになった.このため年度末にはこの対応のために事務処理を行っている.実験データの取得に関しては,短い時間ではあったが,マッハ2.0の超音速噴流のマイクロフォンによる音響場と粒子画像速度計測法(PIV)による速度場の同期計測を行った.本実験データに関しては得られた結果を精査して,本共同研究で利用することに問題ないかを確認した.一部,問題のあるデータがあったため研究協力者に試験ケースを伝えて再実験の依頼を行っており.次年度に実施していただく予定である.また,事前に行った海外共同研究者との打ち合わせの際にデータ同化を利用するアイデアが出ており,アンサンブルカルマンフィルタによるデータ同化を行うことを検討した.まず本アンサンブルカルマンフィルタベースのデータ同化のために利用できる数値流体解析コードの選定を行った.現状ではスタンフォード大学のSC2などのフリーソフトを検討している.また,アンサンブルカルマンフィルタのアルゴリズムの理解を深め,データ同化のプログラムを試作した.次年度以降,データ同化を実施したい.さらにシュリーレン法とマイクロフォンの同期計測の可能性も検討した.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本年度は共同研究の開始を行うための準備までを順調に行えた.

今後の研究の推進方策

今後は渡航制限が解除され安全が確保され次第渡航し共同研究を開始したい.

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公開日: 2021-01-27  

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