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2020 年度 実施状況報告書

がん悪性血管の超高精度診断治療に基づく次世代個別化医療の基盤創成

研究課題

研究課題/領域番号 19KK0369
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

高草木 洋一  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子生命科学領域, 主任研究員(任常) (60439916)

研究期間 (年度) 2020 – 2022
キーワードがん / 血管 / 超偏極 / ペプチダーゼ / MRI / 放射線 / 個別化医療
研究実績の概要

本研究では、がん診断治療の高度化に資する次世代技術を開発するため、新しい診断及び治療技術を基盤とするがん個別化医療の創成を最終目標とした国際共同研究を実施する。具体的には、基課題において新規に創出した、がん血管新生の早期検知を可能とする代謝分子センサーを用いた超偏極-核磁気共鳴画像法 (HP-MRI) での画像診断と、がん血管新生阻害型の新しい放射線増感剤による化学放射線療法を組み合わせた、高精度がん診断治療技術の確立に挑戦する。日本国内には存在しない世界最高性能の偏極機や最先端の医用装置群、並びに臨床研究施設を擁する生物医学研究機関において諸検討を加速させ、従来の問題点を一掃する新しい角度からのがん個別化医療の可能性を証明すると共に、その実用化開発に向けた研究基盤を構築する。
初年度は、渡航先である NCI/NIH での実験詳細及び滞在期間等を検討し、次年度からの国際共同研究の本格的な開始に向けて準備を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

感染症事情により、当初の計画よりも渡米タイミングが遅延しているが、予定通り NCI/NIH に半年間滞在し、画像診断データの取得実験を計画中である。

今後の研究の推進方策

実験計画に基づき、がん血管新生の早期検知を可能とする代謝分子センサーを用いた超偏極-核磁気共鳴画像法 (HP-MRI) での画像診断と、がん血管新生阻害型の新しい放射線増感剤による化学放射線療法を組み合わせた治療実験、及びにそれらを併用した評価実験を実施する。

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公開日: 2021-12-27  

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