形質転換効率が安定しているメロン品種'Vedrantais'(VD)と形質転換体がほとんど取れない'Piel de Sapo'(PS)を材料にし、形質転換効率の品種間差に関連する遺伝的因子の探索に取り組んだ。2つの品種の再分化効率と形質転換効率を求めた。次に、'Piel de Sapo'の一部が'VD'で置き換わった染色体置換系統を用いて形質転換できる・できないを調査した。'PS'の形質転換効率は、0.1%以下であるのに対し'VD'は2%程度であった。4番、5番、8番染色体が'VD'に置き換わった'PS'では、形質転換が可能であることがわかった。
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