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2021 年度 実施状況報告書

LASTSとIci C Localを用いた農業の持続可能性評価法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19KK0396
研究機関国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構

研究代表者

大西 千絵  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業研究センター, 上級研究員 (60466638)

研究期間 (年度) 2020 – 2022
キーワード農業の持続可能性 / 経済評価
研究実績の概要

2021年度中の渡航・共同研究を予定していたが、コロナウイルス感染拡大の影響により、渡航を2022年度以降に延期した。代わりに、日本国内で可能な研究を実施し、農業の持続可能性評価機能のついた「6次産業化シミュレーターバージョン2」を開発、著作権登録を行なった。これに関連し、論文1件、学会報告1件の成果を出した。さらにiOSアプリ版の「6次産業化シミュレーター」を開発中である。
農業の持続可能性は、「6次産業化シミュレーターバージョン2」において、6次産業化の取組の中で農業がどれくらい寄与しているかを現す、A-Scoreという定量的評価機能により評価する。このA-Scoreは、「0」から「1」ないし測定不能を意味する「α」の値を取る。この値が大きいほど、ある取組の売上のうち、農産物由来の売上ないし利益が多いことを示す。つまり、A-Scoreが大きいほど、ある取組から得られた経済効果のうち農業に還元される部分が多く、この取組が農業の持続可能性により寄与していることを意味する。ただし、A-Scoreが「1」ないし「α」の場合には、評価対象の6次産業化の取組では、加工や販売などによって、新しい価値が生じるどころか、赤字の状態であることを表している。
その他、渡航後すみやかに共同研究に取り組める様に、農業の持続可能性に関する理論的整理や文献整理、他の農業の持続可能性評価手法の整理等、準備をすすめている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

渡航・共同研究を予定していたが、コロナウイルス感染拡大の影響により、渡航を202年度以降に延期した。国内でやれる研究のみを遂行し、渡航後すぐ共同研究部分に取り組む予定である。

今後の研究の推進方策

先方の受け入れ態勢が整った後、渡航ならびに共同研究をすすめる。渡航するまでに、理論的整理や文献整理を進める。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] 産地活性化と6次産業化ー農業の経済的持続可能性に関する評価ー2022

    • 著者名/発表者名
      大西千絵、加藤弘祐、野口周
    • 雑誌名

      フードシステム研究

      巻: - ページ: -

    • 査読あり
  • [学会発表] 産地再生と6次産業化 - 農業の持続可能性に関する評価 -2021

    • 著者名/発表者名
      大西千絵、加藤弘祐、野口周
    • 学会等名
      日本フードシステム学会
  • [産業財産権] 6次産業化シミュレーターLASTSバージョン22021

    • 発明者名
      大西千絵
    • 権利者名
      大西千絵
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      プログラム登録

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公開日: 2022-12-28  

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