研究実績の概要 |
本国際研究では、人工知能(AI)を利用した大腸内視鏡検査により、「命を救える」ことを証明する。共同研究者である三澤将史らが中心となって開発した内視鏡用AIは内視鏡検査中に大腸ポリープ等を自動で検出し、医師の見落としを予防することが期待されている(Misawa M, Kudo S, Mori Y, et al. Gastroenterology 2018)。このAIによって、将来の癌死が実際に抑制できるかどうかを検証することが、本研究の目的である。 本年度は、研究のインフラストラクチャーを構築とするとともに、公的癌検診プログラムとの相談をすすめ、研究のfeasibilityについての検証を徹底的に行った。また、並行してAIのもつ癌死抑制効果の可能性をmicrosimulation modelを用いて検証した。
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