研究課題/領域番号 |
19KT0008
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
次世代の農資源利用
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
木下 裕介 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (60617158)
|
研究分担者 |
赤松 史光 大阪大学, 工学研究科, 教授 (10231812)
梅田 靖 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (40242086)
|
研究期間 (年度) |
2019-07-17 – 2022-03-31
|
キーワード | バイオマス / シナリオ分析 / エネルギー事業 / プランニング / シミュレーション |
研究成果の概要 |
本研究では、持続可能な木質バイオマスエネルギー事業のプランニングに注目し、その支援手法を提案することを目的とした。本研究では、木質バイオマスエネルギー事業のプランニングに必要な知識やノウハウを体系化するために、文献調査と事業者インタビューを通した事例調査を実施し、その結果に基づいて合計32項目からなるプランニング項目リストを作成した。プランニング項目リストの入力結果を用いて、複数の事業シナリオを作成・評価するプロセスを開発した。徳島県神山町の熱供給事業を題材とした事例分析の結果、提案手法の有効性を検証した。
|
自由記述の分野 |
シナリオ設計、ライフサイクル工学、設計工学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な特色のひとつは、文献調査および事例調査に基づいて、木質バイオマスエネルギー事業のプランニングに必要な知識・ノウハウをプランニング項目リストとして体系化した点にある。さらに、プランニング項目リストの入力結果に基づく事業シナリオの作成・評価を通して、様々な事業案の検討を可能とした。この研究成果は、従来は熟練プランナーのみが有していたプランニングのスキルを社会に広く普及させるために役立つものであり、結果として、持続可能な木質バイオマスエネルギー事業の普及に役立つものと考える。
|