研究課題
特別推進研究
本課題では、(1)統計的に有意な個数(~1000個に迫る数)の、初期宇宙に存在し多量のダストに隠された爆発的星形成銀河(サブミリ波銀河)を新たに発見し、従来知られていたサブミリ波銀河の個数を一挙に数倍に拡大すると共に、(2)ミリ波サブミリ波帯の、多色連続波カメラや超広帯域分光システムなどを開発し、これらを用いた複数の手法により、サブミリ波銀河の赤方偏移すなわち距離を、多くの銀河で、直接的に推定・測定する。この結果により、(3)サブミリ波銀河を"プローブ"として、従来の可視光や赤外線での観測では見逃されてきた、「ダストに隠された大質量星形成銀河の大規模構造」の存在を初めて明らかにする。こうして、構造/銀河形成理論を検証すると共に、ダスト減光の不定性のない、真の宇宙星形成史を描き出す。
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MNRAS in press
MNRAS 411
ページ: 102-116
ApJ 724
ページ: 1270-1282
Nature 459
ページ: 61-63