研究課題
特定領域研究
我々が開発したG-tail telomere HPA法を臨床検体に適応できるように改良した方法の検討を行い、多量検体を用いた場合のアッセイ間の補正方法を確立し、胃がん、大腸がん、リンパ腫の患者の末梢血を採取しDNAを精製し96ウエルプレート用いて検討を行った。胃がん、大腸がん、リンパ腫などのがん患者においては、年齢を考慮に入れたどう年齢層で比較した場合、全テロメア長の短縮がみられ、さらに顕著にテロメアG-tailの短縮がみられた。以上の結果から、がん患者の末梢血を用いたテロメアG-tail長の測定方法及び評価方法の確立に成功し、実際に胃がん、大腸がんなどの消化器がんの患者においてテロメアG-tailが顕著に短縮し、テロメアG-tail長を指標としてがんのリスク診断を行える可能性が考えられた。
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Journal of the American Chemical Society VOL.132
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Cancer Science (Epub ahead of print)
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http://cell.pharm.hiroshima-u.ac.jp/TaharaLAB/Welcome.html