研究概要 |
計画・方法の概要 本研究の目的は以下の通りである. A.新たなALK融合遺伝子陽性腫瘍の高感度スクリーニング・診断法を開発し,臨床の場でALK阻害剤治療の対象症例を簡便に選別する手法を確立する. B.ALKを含む代表的チロシンキナーゼ遺伝子を対象とした染色体異常の効率的スクリーニング・診断法を開発し,種々の固形腫瘍におけるチロシンキナーゼ遺伝子の融合・再構成の新規同定を試みる. 上記Aについて 平成20年度中に完了し,確立したALK融合遺伝子のスクリーニング・診断法を論文発表した. 上記Bについて 他のチロシンキナーゼに対する新規split probe setを調整し,種々の腫瘍の組織アレイに対しFISHを施行する.平成20年度中に着手したい.→着手済みで進行中である. 上記Cについて 平成20-21年度にかけA,Bの実現の過程で開発,改善を適宜行っていく予定であるが,実施済みの検討ではかなりの困難が予想される.
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