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2008 年度 実績報告書

植物の多細胞体制進化の鍵となったゲノム進化の特定

研究課題

研究課題/領域番号 20017013
研究機関金沢大学

研究代表者

西山 智明  金沢大学, 学際科学実験センター, 助教 (50390688)

研究分担者 関本 弘之  日本女子大学, 理学部, 准教授 (20281652)
坂山 英俊  東京大学, 総合文化研究科, 助教 (60391108)
キーワードシャジクモ藻類 / 世代交代 / ヒメミカヅキモ / シャジクモ / イヌカタヒバ / 完全長cDNA / EST
研究概要

陸上植物の2倍体多細胞体制進化について解明するため、陸上植物に近縁で単細胞性のシャジクモ藻類のヒメミカヅキモおよび、一倍体のみが多細胞体制をつくるシャジクモのゲノム解析を進めている。まず、発現している遺伝子をとらえるため、それぞれ生活環上異なるステージ5ステージ及び4ステージ設定し完全長cDNAライブラリーを作製しEST解析を進行させている。
ヒメミカヅキモNIES-66株及びNIES67株の栄養増殖ステージの完全長cDNAライブラリーを作製し1万9200クローンについて両端からのESTシークエンスを行った。これにより約3万5千配列のESTが得られた。この配列を以前からえられていたESTとともにアセンブルし6980個のcontigを得た。
シャジクモについては、2つのステージのRNAを抽出完了しcDNAライブラリー作製中である。
ヒメツリガネゴケ、イヌカタヒバの全ゲノムショットガンデータにもとづいて相同遺伝子推定と系統解析を行ってデータについてイヌカタヒバの全ゲノムアセンブリーと対応させ、ほぼ一致する推定ができていることを確認するとともに約1500のイヌカタヒバ遺伝子についてアノテーションを行った。
この解析で得られる情報は陸上植物の進化解明の他、有性生殖システムの解明や、シャジクモを利用した電気生理的解析、細胞運動の解明にも資する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Class 1 KNOX genes are not involved in shoot development in the moss Physcomitrella patens but do function in sporophyte development2008

    • 著者名/発表者名
      Sakakibara, K., Nishiyama, T., Deguchi. H., and Hasebe, M.
    • 雑誌名

      Evolution & Development 10

      ページ: 555-566

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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