研究課題
特定領域研究
本研究は、生成文法で得られた知見を基盤として、非侵襲的脳機能測定手法である機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging, fMRI)を駆使することで、第二言語獲得に関して次の3点が明らかになった。(1)第二言語の熟達度における個人差を、左下前頭回における脳活動の変化としてとらえることが可能である。(2)大人の第二言語使用者は、子供の母語獲得同様に、経験以上の知識を得ることが可能である。(3)大人が、第二言語の統語構造を獲得する際にも、母語獲得同様に、言語モデル(例えば、教師)の存在だけでは不十分で、脳活動の変化を伴う真の学習のためには、言語モデルと第二言語使用者の社会的相互作用が不可欠である。
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