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2009 年度 実績報告書

技術者人物史料としての追悼文DBの構築と技術者教育への活用

研究課題

研究課題/領域番号 20032007
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

中平 勝子  長岡技術科学大学, 工学部, 助教 (80339621)

研究分担者 マーラシンハ アーシュボーダ  長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (60447646)
キーワード追悼文 / データベース / 技術者教育 / 人物史料
研究概要

本研究は、技術者の業績と人物像を生き生きと物語る史料としての「追悼文」に注目し、これを系統的に収集し、技術革新経験に関する知識基盤として技術者教育に活用する可能性と方策について研究を行うものである.
平成21年度は,以下のことを行った.
● 所在源調査に関しては、本年度は学協会機関紙、業界紙、新聞などから,計350件超の追悼文を抽出し,そのデータベース化を行った.また,それのWeb利用のための検索エンジンを構築した.
● 追悼文の教育利用を検討するにあたり,実際に技術者教育を行っている高専,および,社会の世情(総務省調査)の双方のデータを用いて分析を行った.その結果,現在の教育システムは、大きく学校教育と家庭・社会教育から成り立つこと,学校教育は相応に調節された技術者向け教育プログラムを提供できる毅階にあるが,家庭・社会教育においては製品・技術のブラックボックス化により,物が動く仕組みを知る機会が減っていること,情報過多・読書体験の不足・現実世界との相互作用の不足が技術者ロールモデルの欠如を生み,「生きる力」の育成を削ぐ形になっている可能性が高いことを示唆し,技術者ロールモデルとしての技術者人物史料の必要性を提言した.

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2010 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 図書 (2件) 備考 (2件)

  • [学会発表] 「文明社会の野蛮人」仮説に基づいた「技術者の見える化」の意義2009

    • 著者名/発表者名
      中平勝子, 中嶋拓也, 三上喜貴
    • 学会等名
      日本の技術革新-経験蓄積と知識基盤化」
    • 発表場所
      国立科学博物館
    • 年月日
      2009-12-17
  • [学会発表] 技術者伝データベースの設計のための学習関心の調査2009

    • 著者名/発表者名
      中嶋拓也, 中平勝子, 三上喜貴
    • 学会等名
      第8回情報科学技術フォーラム
    • 発表場所
      東北工業大学
    • 年月日
      2009-09-04
  • [図書] 日本の技術革新大系(歴史研究における情報技術の活用動向/知識基盤化のための枠組み/人物伝とロールモデル)2010

    • 著者名/発表者名
      中平勝子, 三上喜貴
    • 総ページ数
      17/649
    • 出版者
      国立科学博物館
  • [図書] Advanced Learning(the Use of XML to Express a Historical Knowledge Base)2009

    • 著者名/発表者名
      Katsuko T.Nakahira, Masashi Matsui, Kazutoshi Abiko, Yoshiki Mikami
    • 総ページ数
      12/444
    • 出版者
      INTEN
  • [備考] INTEHの出版物サイト

    • URL

      http://sciyo.com/books/show/title/advanced-learning

  • [備考] 検索サイトとして近日中にへ公開予定(現在サーバクラッシュのため復旧中

    • URL

      http://oberon.nagaokaut.ac.jp/tsuitou/

URL: 

公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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