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2008 年度 実績報告書

電気関連技術に関わるマルチメディア技術史アーカイブの情報発信方法の高度化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20032014
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

末松 安晴  国立情報学研究所, 名誉教授 (40016316)

キーワードデータベース / ウェブ / 電気技術 / 電子技術 / 情報技術 / マルチメディア / アーカイブ
研究概要

研究代表者は、研究成果促進の科研費の支援により、電気関連の5学会(映像情報メディア学会、情報処理学会、照明学会、電気学会、電子情報通信学会)と国立情報学研究所(NII)の協力を得て、戦後日本の技術開発が世界的レベルで高揚し、世界に影響を与えた我が国の電気電子・情報関連卓越技術のデータベース構築を進め、2008年3月、その成果を「電気のデジタル博物館」(日本の電気電子・情報関連卓越技術データベース、DB-JET)として、Web上に公開した(http://www.dbjet.jp)。この成果を踏まえて、本研究では、対象とする時代を元層拡大してコンテンツを整備するとともに、中学生を含む一般の社会人が理解しやすい情報発信を推進した。
この卓越技術は、原則として各学会での表彰案件を基本として学会が認めるものとしている。2007年度までに、業績賞や論文賞などの表彰案件を含む572件の卓越技術の収集を行った。本研究では、学会が表彰してきた適切な特定の賞を選定し全て採録することにした。その結果、戦後から現在にいたる、587件の卓越技術を収集し、2008年度以前の572件と合わせて、全体で1159件に達した。これらを、中学生を含む一般の人々を対象とした「入門向け」内容や技術者・研究者を対象とした「専門向け」内容でWeb上に公開し、「専門向け」の元部は「英語専門向け」として英語で発信している。情報処理学会については、同学会の「コンピュータ博物館」へのリンクを計画している(約450件)。
本研究によって、戦後から現在に至る我が国の電気電子・情報関連の卓越技術をほぼ網羅することができた。本研究は戦後日本の卓越技術を収録したのみならず、科学技術の理解促進に大きな貢献をするものと考えられる。今後、「入門向け」をはじめとするコンテンツの一層の充実をはかる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Web Database of Noteworthy Japanese Contributions to Electrical Technologies2009

    • 著者名/発表者名
      Yasuharu Suematsu
    • 雑誌名

      IEEJ Trans. FM 129

      ページ: 87-89

    • 査読あり
  • [学会発表] 戦後の電気関連卓越技術の全収録とネットワーク発信2008

    • 著者名/発表者名
      山本杲也
    • 学会等名
      第4回国際シンポジウム「日本の技術革新-理工系における技術史研究-」
    • 発表場所
      国立科学博物館上野本館(東京)
    • 年月日
      2008-12-11
  • [学会発表] 卓越技術データベース構築活動と技術リテラシーへの取組みについて2008

    • 著者名/発表者名
      福島宣夫
    • 学会等名
      電気学会電気技術史研究会
    • 発表場所
      科学技術館(東京)
    • 年月日
      2008-12-06
  • [備考]

    • URL

      http://www.dbjet.jp

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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