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2008 年度 実績報告書

DTコインシデンス核反応分析法による固体表面トリチウム保持量の高精度測定

研究課題

研究課題/領域番号 20049010
研究機関独立行政法人日本原子力研究開発機構

研究代表者

落合 謙太郎  独立行政法人日本原子力研究開発機構, 核融合研究開発部門, 研究副主幹 (30370373)

研究分担者 北村 晃  神戸大学, 海事科学研究科, 教授 (10093543)
キーワードプラズマ・核融合 / トリチウム / 加速器 / 中性子 / 放射線
研究概要

核融合炉のプラズマ対向壁内のトリチウムは、その多くが表面付近に存在する。この様な表面のトリチウム密度分布を知ることは核融合トリチウムの安全評価の観点から重要である。それゆえ、固体表面のトリチウム保持量の絶対測定法が必要である。
核融合炉のプラズマ対向壁表面のトリチウム保持密度深さ分布の高精度な測定法の開発として、DT核反応を利用した核反応分析法(DT-NRA)高精度化を目指している。平成20年度は、チタン薄膜に吸蔵した高純度トリチウム試料(固体)を試料に用いたTOF-NRAの基礎実験を原子力機構核融合中性子源施設FNSで実施した。DT核反応の放出粒子である3.5MeVアルファ粒子と14MeV中性子のコインシデンス測定については、実験室の壁等から発生する散乱中性子成分の測定除去が問題であることが分かった。その対策としてナノ秒パルスイオンによる荷電粒子飛行時間差法も並行して実施し、中性子、アルファ粒子、パルスイオンビームの3重コインシデンス法が、散乱中性子の影響を抑制に効果的であることが明らかとなった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2009 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] トリチウムの挙動を知る-材料中のトリチウム挙動を知る-2009

    • 著者名/発表者名
      田辺哲朗, 落合謙太郎, 等
    • 雑誌名

      プラズマ・核融合学会 85

      ページ: 4,13

    • 査読あり
  • [備考]

    • URL

      http://tritium.nifs.ac.jp/project/16/index.html

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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