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2009 年度 実績報告書

新規細胞質品質管理システムの分子機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20059006
研究機関筑波大学

研究代表者

三輪 佳宏  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (70263845)

研究分担者 田中 順子  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教 (30517793)
キーワード蛋白質 / 分子認識 / バイオテクノロジー / 薬理学 / 細胞・組織
研究概要

テーマ2)CCT4の段階的なノックダウンと再構築系の解析
昨年度に構築したCCT4のノックダウン系に加えて、8種類全てのCCTファミリーのノックダウン系を構築し、その解析を進めた。その結果、8種類のいずれのメンバーをノックアウトした場合にも、強度に差は見られるもののDsRedの蛍光増強が観察された。さらにその強度に注目すると、DsRedとの直接の相互作用が示唆されたタンパク質では、とくにDsRedの蛍光増強の程度が大きく、そうでないものでは小さいという傾向がみられた。このことは、シャペロニン全体として分解制御に関わっているが、直接相互作用する因子によってより強く分解が制御されていることが考えられる。
テーマ3)CCT4変異体におけるシャペロン機能と分解判定機能の解析、
DsRed以外の多数のタンパク質についても、同様にCCTファミリーのノックダウンの効果を解析した。するとDsRedと同様な分解制御を受けることがわかっている他の蛍光タンパク質において、逆にシャペロン機能のみが作用しておりCCTファミリーは分解には関与していないことが明らかとなった。このことは不安定タンパク質を分解系に引き渡すシステムはCCTファミリー以外にも存在していることを示している。そこでHSP70系の関与、およびHSP90系の関与についても解析をしたが、それぞれ単独の解析では明確な変化は見られなかった。今後、組み合わせでの作用について解析を進める。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Tsukuba-Green : A fluorescent dye that emits green fluorescence useful for Live-cell imaging2010

    • 著者名/発表者名
      Senda N, et al.
    • 雑誌名

      Chemistry Letters. 39

      ページ: 308-310

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 蛍光タンパク質を用いた分子スイッチ機能を応用するイメージング法の開発2009

    • 著者名/発表者名
      戸村道夫
    • 雑誌名

      分析化学 58

      ページ: 447-460

    • 査読あり
  • [学会発表] 蛍光タンパク質を応用した分子スイッチ機能プローブの開発2009

    • 著者名/発表者名
      三輪佳宏
    • 学会等名
      日本分子イメージング学会
    • 発表場所
      東京 学術総合センター
    • 年月日
      2009-05-14

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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