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2010 年度 実績報告書

網膜神経節細胞サブタイプ決定機構およびregular mosaic形成機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20200010
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

作田 拓  基礎生物学研究所, 統合神経生物研究部門, 助教 (40343743)

キーワード網膜神経節細胞 / サブタイプ / モザイク / マイクロアレイ / マウス
研究概要

光情報は、光受容細胞によって電気信号に変換され、網膜介在ニューロンにより処理されて光強度の増加や減少、色、物体の動きなどの視覚特性に分解されたのち、それぞれ異なる網膜神経節細胞のサブタイプにより脳へと送られる。また、同一のサブタイプの細胞は、お互いに一定以上の距離を保ち、網膜上に規則正しく配置しており、regular mosaicと呼ばれる分布様式をとる。しかしながら、それぞれのサブタイプを簡便に判別する方法がこれまでになかったため、網膜神経節細胞サブタイプ決定機構およびregular mosaic形成機構は、ほとんど分かっていないのが現状である。申請者らは世界に先駆けて、サブタイプ特異的に発現する分子SPIG1を発見し、さらにSPIG1-EGFPノックインマウスの副視覚系内側核を逆行性トレーサーでラベルすることにより、2種類のサブタイプを可視化することに成功した。本研究は、この成果を発展させ、網膜神経節細胞サブタイプ決定機構およびregular mosaic形成機構を解明することを目的とする。本年度は、次世代シーケンサーSOLiDを用いて、この2種類のサブタイプに特異的に発現する遺伝子の同定を試みた。現在までに、上向きの光の動きに反応するサブタイプに特異的に発現する遺伝子を1つ同定することに成功した。また、これまで同定した遺伝子のノックアウトマウスの作製を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考]

    • URL

      http://niwww3.nibb.ac.jp/

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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