研究課題
1. 紫外線-可視光線交互照射光源制御装置の製作アーク光源を利用した可視光線-紫外線交互照射装置を製作した。そして短時間に異なる複数の波長を連続的に切り替えるチェンジャーを制御するソフトウェアをプログラミングすることも行った。2. 二価架橋性フォトクロミック分子で架橋したキネシンダイマ-の調製と光照射による構造変化の解析ダイマーを形成しない長さのロッドをもつキネシンのC末端にシステインを特異的にもつキネシンを調製した。またフォトクロミック分子を導入するための基礎実験として、キネシン-カルモジュリンとキネシン-M13の2種類の融合蛋白の調製を行い、カルシウム依存的ダイマーの形成を確認した。3. 機能部位にシステインをもつカルモジュリン変異体の調製とフォトクロミック分子の導入カルモジュリンの機能部位にフォトクロミック分子を導入するために目的の部位にシステインをもつカルモジュリン変異体を確立した方法に従って調製した。そして、確立した方法に従ってフォトクロミック分子を目的の部位に導入した。4. フォトクロミック分子を導入したカルモジュリンの光照射で誘導される構造変化の解析フォトクロミック分子を導入したカルモジュリン(CaM)の変異体の光照射で誘導される可逆的構造変化を、蛍光法エネルギー移動法、X線溶液散乱、急速凍結ディープエッチレプリカ電子顕微鏡観察方法により解析を行った。5. キネシン-カルモジュリン融合蛋白の調製とフォトクロミック分子の導入キネシンに光可逆的に輪送物質を搭載する機構を付加することを目的としてキネシンのC末側にカルモジュリン変異体を連結させた融合蛋白を調製した。そしてフォトクロミック分子を導入して光り可逆的にターゲットペプチドM1への結合を光制御することに成功した。
すべて 2010 2009
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Journal of Biochemistry 147
ページ: 213-223
Journal of Biochemistry 146
ページ: 581-590