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2008 年度 実績報告書

化学発生生物学展開のためのホヤを用いた小分子化合物高速スクリーニング

研究課題

研究課題/領域番号 20200034
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

堀田 耕司  慶應義塾大学, 理工学部, 助教 (80407147)

研究分担者 田代 悦  慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (00365446)
キーワードホヤ / 小分子化合物 / 化学発生生物学 / whole-animal screening / ハイスループット / 放線菌 / RT-PCR / 3次元表現型データベース
研究概要

本研究の最終的な目標は、幹細胞を自由自在に様々な臓器・組織へと分化させることが出来る小分子化合物のリストを作成することである。そのためには、まずホヤにまつわる既知化合物情報をまとめることが今後ホヤを用いた化学発生生物学を我々が展開していく上で必須である。そこで本年度はこれまでにホヤにおいて実験に用いられた既知小分子化合物のリストを作成することとした, PubMedに登録されているホヤ論文中で化合物を用いた研究を調べたところ、約400件あった。これらを化合物IDであるcas番号を用いてホヤ論文中の化合物と化合物に関する構造式や作用機序などの情報とホヤにおける効果に関する記述等を結びつけデータベース化を進めている。一方、既知だがホヤにおいては未使用である阻害剤の効果をみるため、細胞骨格、受容体、細胞周期、イオンチャンネル、遺伝子発現、細胞死、2次メッセンジャー、ペプチダーゼ、kinase/phosphataseにわたるそれぞれの阻害剤を96種選出した。これら既知試薬におけるホヤ胚への形態と組織分化における効果を次年度まとめることとした。また、共焦点顕微鏡により細胞内小器官の局在画像を一度にマルチカラーで取得する方法を確立するために細胞骨格、小胞体、ミトコンドリア、ゴルジ体、神経組織、リソソームなどを染め分ける試薬をホヤ胚において試し、それぞれ最適な染色条件を検討している。さらに得られた画像を3次元的にデータベースで表現するために3Dデータベース(仮称3DPL)の開発に着手し、プロトタイプを公開した。一方、既知小分子化合物の組織分化を検出するため脊索、筋肉、内胚葉、表皮、脳、間充織、感覚神経における各種組織特異的プロモータを単離し蛍光タンパク質を遺伝子導入する実験とRT-PCRによる組織分化マーカの検出実験も併せて進め条件検討を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 三次元個体表現型データベースのプロトタイプ作成

    • URL

      http://chordate.bpni.bio.keio.ac.jp/20090315/3dpl/top.html

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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