研究課題/領域番号 |
20200042
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
七條 達弘 大阪府立大学, 経済学部, 准教授 (40305660)
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研究分担者 |
藤山 英樹 獨協大学, 経済学部, 准教授 (80327014)
友知 政樹 沖縄国際大学, 経済学部, 准教授 (20365886)
草川 孝夫 広島修道大学, 経済科学部, 准教授 (00412289)
秋吉 美都 専修大学, 文学部, 准教授 (40384672)
田中 敦 山形大学, 理工学研究科, 准教授 (30236567)
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キーワード | ネットワーク外部性 / 仮想社会実験 / 実験経済学 |
研究概要 |
次年度以降の仮想社会実験の準備として、仮想社会実験に使用するSNSシステムの構築を行った。具体的には、地域SNSで定評があるOpenSNPを元にしたSNSサーバーを構築し、学生を招待するために必要な各種カスタマイズを行った。さらに、高機能SNSとするために、アンケートフォームやWikiシステムを作成した。試験的に一部の学生に参加して頂き、活動をしてもらった。 一方で、実験室実験を実施した。対照実験の結果を得るため、SNS利用促進実験で行う予定のインセンティブ設計とは異なる方式の実験を行った。その結果、その方式では協調の失敗が発生するという結果を得た。さらに、次年度以降に実施するSNS利用促進実験の元となるインセンティブ設計の基礎データを得るために、1, 500人を対象とするアンケート調査を実施した。これにより、SNS上における個々人の活動が他のメンバーに対してどの程度の効用上昇をもたらすかについてのデータを得た。このデータにより、効用関数の形状に関する情報を得た。この情報は、SNS利用促進実験の際の報酬金額の設定など各種パラメータを決定する際に用いられる。 さらに、理論的研究において、一定の基準を満たす場合には、協調の失敗を防ぐインセンティブ設計のメカニズムに限界があり、均等コスト配分という形しかないという結論をえた. その他、SNSと密接に関連する社会関係資本に関する実証研究により、社会関係資本の旅館経営に与える影響を分析した。また、SNSへの携帯からのアクセスが急増しているが、携帯のインターネット利用に関する分析も行った。
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