研究課題/領域番号 |
20220004
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
認知科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤田 和生 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (80183101)
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研究分担者 |
板倉 昭二 京都大学, 大学院・文学研究科, 教授 (50211735)
明和 政子 京都大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (00372839)
平田 聡 京都大学, 霊長類研究所, 特定准教授 (80396225)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2012
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キーワード | 進化・発達 / メタ認知 / 意識 / 内省 / 読心 / 心の理論 |
研究概要 |
意識や内省と呼ばれる自身の心の内部への能動的アクセス、及び読心と呼ばれる他者の心的状態の理解の発生過程、ならびにそれらの相互関連性を、広範な種比較と発達比較を通じて多面的に検討した。その結果、霊長類のみならずイヌや鳥類にもこれらの認知的メタプロセスが存在することが明らかになった。また霊長類は自身の利益には無関係な第3者の評価をおこなうなど、優れた他者理解機能を持つことを示した。さらに、他者理解は対応する自己経験により促進され、自己理解と他者理解に確かに関連性があることを示した。
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