研究課題
基盤研究(S)
本研究では、言語処理の基本過程を明らかにしながら、手話による言語能力および学習メカニズムを実証的に明らかにすることを目的とする。特に、文章理解・文法・単語・音韻(手話では手型・位置・動きなど)についての音声言語の知見を手話でも検証していくことが必要である。そこで、本研究は、統計学的な精査に耐えうる教育調査研究と脳機能イメージング研究を両輪として、聴覚障害者を対象とした教育・生活支援プログラムの実現に向けたデータ蓄積の第一歩となることを目標とする。脳機能イメージング法による実験研究に加えて、教育現場での調査研究を実施する。具体的には、日本手話のネイティブ・サイナーおよび習得途上者の脳活動をFmri(機能的磁気共鳴映像法)で計測し、言語処理の機能局在と学習の到達度を定量的に評価する。聴覚障害児向けの日本手話の能力テストや、日本語を第二言語とする幼児・生徒のための日本語の能力テストは既存のものがないため、本研究プロジェクトで新たに作成する。
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桜美林言語教育論叢 第7号
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http://mind.c.u-tokyo.ac.jp/index-j.html