研究課題/領域番号 |
20221010
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
浜窪 隆雄 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90198797)
|
研究分担者 |
岩成 宏子 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (20176556)
内藤 眞 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30045786)
井原 茂男 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任教授 (30345136)
三好 元介 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任教授 (40345137)
川村 猛 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (70306835)
望月 康弘 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任准教授 (80282523)
|
研究期間 (年度) |
2008-05-12 – 2013-03-31
|
キーワード | プロテオミクス / 細胞周期 / スプライシング / 転写調節 / 核微細構造 / ヒストン修飾 / 生体イメージング / 軟X線顕微鏡 |
研究概要 |
作製した核内受容体LXRαの特異抗体を用いて,内在性タンパク質は主として核小体に分布すること,ターゲテドプロテオミクス解析やChip-Seq解析によりLXRαはホモ2量体として核小体に分布しリボゾーマルRNAの転写調節に関わること,細胞質内ではRXRαとのヘテロ2量体として脂質代謝の遺伝子調節に関与することを見出した。また,RNAプロセッシング調節をしていると考えられるWTAPに関して,タンパク質複合体(BCLAF1, THRAP3, CBLL1等)を同定し,これらの複合体構成タンパク質のRNAノックダウンにより細胞周期のG2/M集積がみられ,このうちBCLAF1/THRAP3はWTAPのnon-coding RNAとの相互作用による核スペックルへの移行に必要であること,WTAP複合体がヒストンメチル化酵素のオルタナティブスプライシングを調節することにより,ヒストンH4のメチル化を調節して細胞周期に関与している可能性を見出した(Gordon conference 発表)。また,開発したターゲテドプロテオミクス法を用いて、敗血症におけるPTX3(パターン認識自然免疫受容体)の複合体解析により,新規マーカーを発見し(MCP),自然免疫における新しい防御反応の可能性を提唱した(Frontiers in Immunology)。 ライブセルイメージング技術の開発に関して,Gタンパク質受容体を介したシグナル伝達を測定するFRETプローブを作製し、ケモタクシスの画像解析法を開発し方向探知機構におけるシグナルホットスポットの存在を見出した(平成24年度生化学会発表,論文投稿中)。MTMR6,9に対する抗体により複合体蛋白質を同定し,ライブセルイメージングと画像解析によりオートファジー機構との関連を見出した(JBC)。軟X線顕微鏡によるマウス肺胞の画像取得に成功した。
|
現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|