研究課題
木簡など出土文字資料の釈読支援システムの高次化木簡解読支援システムでは、字体検索に使用する知識情報(テンプレート)の追加を行うことで拠点データベースの検索可能範囲を大幅に拡大した。また、難読字体に多く見られる情報の欠損に対して、使用者の思考を柔軟に反映することが可能な情報補完技術を実現し、検索精度とユーザビリティの両面を改善した。さらに、拠点データベースに登録された木簡画像の視認性を向上する画像処理技術とユーザインタフェース技術を提案・実装した。木簡など出土文字資料の綜合的研究拠点データベースの構築2009年5月29日に東京大学史料編纂所とデータベース連携に関する覚書を交換し、木簡の文字画像データベース「木簡字典」と東京大学史料編纂所の「くずし字字典データベース」との共通検索システムを開発に着手。2009年10月14日に連携検索システムを公開して機関相互の画期的な連携を実現し、1000年以上にわたる字形の変化をカヴァーする検索が可能になった。木簡人名データベースの入力を終え、出土遺構年代観データベース、報告書の木簡解説の知識データベースとともに公開の準備を整えた。出土文字資料研究拠点データベースに相応しい内容の実現に向けて大きく前進することが出来た。昨年度改良した文字画像切り出しシステム(Mojiga)により、引き続き時代・地域を越えたさまざまな種類の文字画像の蓄積を図り、約14000の文字画像を追加、累計文字画像は41000となった。これにより文字種も270種増加し、累計文字種は1500種となった。
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田辺征夫・佐藤信編『奈良の都とその周辺』(シリーズ古代の都1)(刊行予定)
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日本情報考古学会第27回大会講演論文集 Vol.7-2010
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奈良文化財研究所紀要2010(刊行予定)
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高田時雄編『漢字文化三千年』(臨川書店刊)
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日本歴史 737
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木簡研究 31
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情報処理学会論文誌 Vol.50(4)
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日本情報考古学会第26回大会講演論文集 Vol.6-2009
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