研究分担者 |
阿部 茂行 同志社大学, 政策学部, 教授 (60140076)
小川 英治 一橋大学, 大学院・商学研究科, 教授 (80185503)
木村 福成 慶応義塾大学, 経済学部, 教授 (90265918)
佐藤 清隆 横浜国立大学, 経済学部, 准教授 (30311319)
三重野 文晴 神戸大学, 大学院・国際協力研究科, 准教授 (40272786)
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研究概要 |
研究分担者は連携研究者・研究協力者の協力を得て、初年度は、アジア太平洋の地域統合化に関して参加者の間で互いの研究課題のポイントとなる知見を共有し、今後の共同研究の方向を確立するとともに、拡大EUとの比較の視座について検討を加えた。 以上の作業のため、海外調査については、東アジア、拡大EUおよび米国を対象に訪問調査を行い、また、海外研究協力者とワークショップを開催した。具体的訪問先としては、フィリピン:アジア開発銀行、英国:経済政策研究センター・SOASなど。また、国内では、定期的に研究会を開催するとともに、内外の関連研究者からのヒヤリングとワークショップを実施した。とりわけ、1月にロンドンで実施した国際ワークショップSOAS-OSIPP JSPS Workshop on Spillover Effects and Cycle Effects of Regional Integration: East Asia and Enlarged EU, School of Oriental and African Studies(SOAS), University of London,では、日本側から8名、欧州側から11名の参加者があり、2日間にわたって8本の報告とそれに対する質疑応答が行われた。貿易・投資およびマクロ・金融市場における統合の効果に関し、東アジアと拡大EUに関する地域比較の視点から双方の研究の深化が図られた。 年間の具体的活動状況を要約すると以下の通りである: 4月には、The2nd Trilateral Workshop of KIEP-PRI-CASS, Seoul, Korea.において報告を行った。8月、9月には東南アジア現地調査を行った。11月には、国際学会the11^<th> Convention of the East Asian Economic Association(EAEA11), Manila, Philippines.においてパネル討論および報告を実施した。12月には英国現地調査を行い、続いて、1月には、上記の国際ワークショップを実施した。
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