研究課題
本年度は先ず本研究に必要な装置の購入を行った。第1はイメージングプレート読取装置である。これにより単結晶の方位決定精度と能率が格段に向上した。第2は焼結ダイヤモンド加工装置である。これにより焼結ダイヤによる超高圧発生技術開発がより柔軟に行えるようになった。第3は高圧装置の高推力化である。これにより単結晶合成が余裕を持って行えるようになった。第4はEBSD付FE-SEMである。これにより高分解の試料観察と実験試料の結晶方位観察が可能となった。本年度行われた研究は以下の通りである。先ず第1に、教育研究特別経費で設置された6軸加圧装置の立ち上げを引き続き行った。これまで機械的理由によりスムーズな加圧が出来なかったが、制御ソフトウェアを改善することにより、スムーズな加圧が可能となった。これにより60万気圧の発生が確認された。第2に、大型放射光施設SPring-8におけるX線その場観察により、マルチアンビル装置として世界最高の96万気圧の発生を確認した。第3に、フォルステライト単結晶の珪素自己拡散実験を行った。第4にスティショバイトの単結晶合成を行い、1mmサイズの単結晶を得た。これを用いて珪素自己拡散係数測定と弾性定数測定を行っている。第5にMgSi03ペロフスカイトの単結晶合成を行い、それにより珪素自己拡散係数測定と変形実験を行っている。第3から第5項目に関しては、努力を重ねているが、まだ結果は得られていない。
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