研究課題
基盤研究(S)
生体物質はL-アミノ酸等,右手と左手の関係にある2つの鏡像異性体のうち一方のみに偏っている不斉(キラル)化合物が多い。したがって不斉の起源と増幅過程は多くの興味を集める長年の謎である。不斉化合物が自己増殖し,鏡像体過剰率が増幅する不斉自己触媒反応(〓合反応)を用いて,炭素,水素,酸素同位体置換キラル化合物,自発的絶対不斉合成,核酸塩基等のアキラル化合物が形成するキラル結晶等,従来は不可能とされていた不斉の起源が有効に作用し,ほぼ純粋なキラル化合物を与えることを明らかにした。
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