研究課題
基盤研究(S)
ナノサイズ磁石と量子スピン格子における磁石現象と量子現象の"操作"を目的として、"超常磁性の外場応答スイッチ機構の創製"を進める。具体的には以下の通りである。(1)超常磁性の磁石機能の操作のための分子設計は、(1)スピンクロスオーバーおよび光誘起相転移錯体とMn(III)一軸異方性錯体との一次元鎖の設計、(2)高伝導性単分子磁石の開発、を進める。(2)単分子磁石における量子トンネル効果の操作のための分子設計は、(3)光感応分子で架橋された単分子ネットワークの開発、を進める。(3)量子スピン一次元格子のスピン状態の操作のための分子設計は、(4)量子スピン系三角格子の合理的設計、(5)量子スピン二量体と単量体の交互一次元鎖の設計、(6)Mn(III)-Ni(II)古典スピン系フェリ磁性鎖の設計、を進める。これらの合成で得られた化合物群については、in-situにおける光照射磁気測定、直流・交流電気伝導性測定、ホール効果測定、I-V特性評価、パルス磁場によるスピン状態変化の確認を行い、"機能操作"の評価を行い、研究を進める。
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http://coord.chem.tohoku.ac.jp/~sakutai/