研究課題
基盤研究(S)
脳・神経科学、先端医療分野で求められる神経細胞測デバイスは、生体内における細胞単位での電気信号記録、電気刺激や薬剤投与による細胞治療を可能とするものである。これまで米国を中心として細胞用電極が開発されてきているが、これらの電極直径は数十ミクロン以上であり、測定時の低空間分解能、刺入時の細胞損傷が懸念される。本研究で提案するデバイスは、"選択Vapor-liquid-solid(VLS)結晶成長法"という手法を用いたものであり、これまでの電極の限界を打ち破るものとして期待できる。このような研究背景をもとに本研究課題では、これまでのプローブ電極の研究成果と、新たに薬剤投与用チューブの集積化に着目し、(1)記録・刺激用の低侵襲マイクロプローブと薬剤投与用チューブ混在アレイ、また(2)3次元空間用として高さの異なるプローブ・チューブ構造を実現するデバイスを提案する。更に、これらの製作手法を集積回路技術で確立することで、同一シリコン基板上に(3)増幅器を含む信号処理回路、及び無線信号・電源搬送回路を集積化した完全埋め込み型の神経細胞用デバイスの実現を同時に目指す。
すべて 2011 2010 2009 その他
すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 備考 (1件)
Journal of Micromechanics and Microengineering Vol.21, No.3
ページ: 035007
Biosensors and Bioelectronics Vol.26, No.5
ページ: 2368-2375
Nanotechnology Vol.21, No.12
ページ: 125302
Biosensors and Bioelectronics Vol.25, No.7
ページ: 1809-1815
Microdevices Vol.12, No.1
ページ: 1387-2176
Physics Letters Vol.95
ページ: 033502
Biomedical Microdevices Vol.11, No.3
ページ: 539-545
IEEE Electron Device Letters (accepted)
http://www.int.ee.tut.ac.jp/icg/