研究課題
1)フィガリアの古代都市の調査前年度に引き続き、全体の地形図作製とともに、城壁の一部について実測調査を行なった。今年度は東側から北側にかけての城壁について、模型ヘリによる写真測量を行ない、平面図及び平面オルソ画像の作成を行なった。また西側の枝城壁については平面オルソ画像の作成、南西側の城壁は平面図の作成、地形図作製については、北東部城壁を覆う灌木を伐採し、城壁の痕跡を露出させ、城壁の明確な位置を把握した。結果は建築学会九州支部の論文に投稿した。2)メッセネの劇場及びアギア・サマリナ教会の建築的研究メッセネの劇場の実測調査は、殆ど終了しているが、劇場座席についていくつかの部材図面作成が残っていたので、今年度はそれを行ない、これにより劇場に関しては図面作成はほぼ終了した。スケーネの復元図、作成については、建築学会計画系論文報告集に投稿した。座席部分については、同誌に投稿中である。また、昨年のメッセネのヴルカノ修道院の研究と関連して、メッセネの南西4kmにあるアギア・サマリナ教会について、3次元レーザースキャン技術を用いて、オルソ画像による平面図、立面図、断面図等の作成を終了した。3)アテネのアクロポリスの「ローマとアウグストゥスの神殿」の建築的研究アテネのアクロポリスにある「ローマとアウグストゥスの神殿」は、メッセネの劇場のスケーネと同じく、ローマ時代の建物であるが、正確な図面がなく、本年から実測を始めた。本年は3次元レーザースキャナーを用いて、主となる部材のいくつかについて全体の形状を取り、これをもとに実測図を作成した。結果は、日本建築学会九州支部の研究報告に発表した。
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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