研究課題
基盤研究(S)
地中海に誕生したギリシア・ローマの西洋古代文明は近代文明の源流である。熊本大学の調査隊は、1993年以来18年間、古代都市メッセネで建築調査を行なってきた。本研究ではメッセネとフィガリアの調査を通じて、古代の都市と建築の様相を明らかにすることである。具体的には、メッセネでは近年発掘された古代劇場の実測調査を行なう。特に舞台建物について、得られた資料に基づいて復元を行ない、文献研究とあわせ建築史的研究を行なう。フィガリアはまだほとんど未発掘の都市遺跡なので、まず地形測量をして地形図を作成することから始める。特に都市全体を囲む城壁は、都市の基本施設として重要で、その位置と形状を実測する。さらに将来の発掘調査を見越して、地中探査を行なう。調査はGPS、電気探査、レーザー探査など工学的機器を用いたり、あるいは建築部材については手測りによる実測調査であり、これをもとに得たデータによる実証的研究を行なう。したがって、記録の作成がまず基本的な作業となる。
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日本建築学会研九州支部研究報告 50号3
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日本建築学会九州支部研究報告 50号3
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日本建築学会九州支部研究報告 計画系 第49号・3
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日本建築学会九州支部研究報告
http://www.arch.kumamoto-u.ac.jp/itoj_lab/index.html