研究課題/領域番号 |
20229004
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
一條 秀憲 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (00242206)
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研究分担者 |
武田 弘資 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 准教授 (10313230)
野口 拓也 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (20431893)
名黒 功 東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助教 (80401222)
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キーワード | ストレス / ASKファミリー |
研究概要 |
ストレス応答は、細胞が持つ最も基本的な生命現象のひとつであり、その破綻は、炎症、がん、神経変性、自己免疫などをはじめとする多様な疾患の発症原因となる。シグナル伝達分子の多くは、ホルモンやサイトカインなどの生理活性物質のみならず物理化学的ストレスによってもその活性が制御されるが、ストレスセンサーの実体ならびにタンパク質によるストレス認識の構造的ならびに時空間的分子基盤については不明な点が多く残されている。本研究は、ストレス応答性ASKファミリーキナーゼならびにその活性制御タンパク質群の機能解析を中心テーマとして推進し、酸化ストレス、小胞体ストレス、浸透圧ストレスなどの物理化学的ストレスが如何にしてリン酸化シグナルに変換され、またストレスシグナルが如何にして細胞機能を司るかという、基本的な生命現象の分子的実体の解明を目指す。本年度は、1.ASKファミリーシグナルソームの生化学的解明、2.遺伝学的アブロ一チ(スクリーニング)によるASKファミリーシグナルの解明、3.自然免疫応答における活性酸素種発生機構の解明、4.ASKlによる小胞体ストレス依存性細胞死誘導機膚の解明、5.ASK3による浸透圧ストレス応答機構の解明、に焦点を絞って研究を展開し、それぞれの項目について、ストレスシグナルの分子機構に立脚した全く新しい生命原理ならびに疾患治療法の発見へと繋がることが期待される成果が得られた。
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