研究分担者 |
番原 睦則 神戸大学, 学術情報基盤センター, 准教授 (80290774)
井上 克巳 国立情報学研究所, 情報学プリンシプル研究系, 教授 (10252321)
岩沼 宏治 山梨大学, 医学工学総合研究部, 教授 (30176557)
横尾 真 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (20380678)
長谷川 隆三 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (20274483)
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研究概要 |
本年度は,CSPのSAT変換(SAT符号化),動的SATに対するラグランジュ分解法の適用,SMT(Satisfiability Modulo Theories),分散制約最適化問題および提携構造形成問題とメカニズムデザイン,極小モデル生成アルゴリズム,極小集合被覆を用いたSAT解の列挙アルゴリズム,組合せテストケース生成への応用,システム生物学における代謝パスウェイ解析への応用,ジョブショップスケジューリング問題への応用,準群の存在問題への応用について研究を進め,19件の査読付論文の公表,10件の学会発表(うち大会優勝賞4件)を行った.また,「最近のSAT技術の発展」についての解説論文9編を全研究者で分担執筆し,人工知能学会誌25巻1号(2010年1月)で公表した. 本研究の研究成果の一つであるCSPソルバーSugarは,2009年国際CSPソルバー競技会の全7部門のうち3部門で優勝し,優れた性能を示した.ジョブショップスケジューリング問題への応用では,20年以上未解決であった2問について最適値決定に成功し,ソフトウェア開発という面でも,大きな成果を得た. 定期的な研究活動については,全研究者の参加するCSPSAT研究会を3回(7月,11月,3月),CSPSAT講演会を1回(2月)開催し,成果発表・研究交流・情報交換を行った.これらの集会への参加者はのべ79名(海外研究者8名を含む)だった.
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