研究課題
基盤研究(A)
本研究ではユビキタス環境において多数のユビキタスデバイスによる群コンピューティングを実現する。すなわち、環境内に数百から千個規模のユビキタスデバイスが存在することを想定して、環境内のデバイス全体を対象としたプログラミングを行えるような方式を確立する。具体的には以下のような利用例を可能にするプラットフォームを確立する。・デバイス全体を一斉に動作させ、同期を取りながらセンシング、10制御を行う・一部のデバイスだけを交代で動作させる。地面にばら撒かれたセンサをうまく交代で動作させて、限られたバッテリでの動作持続時間を長くする。・空間にばら撒かれた発光デバイスを使って大きなスクリーンとして利用する。・自律移動可能なユビキタスデバイスを用いて、全体を整列させ、一列になって移動させる。あるいはアリの採餌行動などを模して、特定のものを探したり、運搬したりさせる。個々のデバイスとしては、簡単なメカニズムで統合的な動作が容易に実現できるルール処理型のユビキタスコンピュータを想定する。それを用いて以下に挙げる3つのプログラミング方式を実現することで、上記のような群コンピューティングを実現する。・ルール処理エンジン生成のためのメタプログラミング・実行ルールのためのグローバルプログラミング・環境適応のためのローカルプログラミング
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Int' l Journal of Pervasive Computing and Communication Vol.5, No.2
ページ: 87-103
情報処理学会論文誌 Vol.50, No.12
ページ: 2871-2880